ダイエット、体臭、その他の治療薬
ダイエット治療薬
金沢ユニットクリニックではダイエット治療薬(ダイエットピル)を処方しております。食欲抑制薬「サノレックス」や脂肪分の吸収を抑えてくれる「ゼニカル(オルリファスト)」等です。
サノレックス(マジンドール)
食欲中枢に働き食欲を抑え、食事の摂食量を抑えることで体重減少を促します。運動療法などと併用すると、より効果的です。
サノレックスとは
サノレックスは、有効成分がマジンドールの食欲抑制剤です。食欲抑制剤として国内初の承認薬で、ノバルティスファーマ社が製造・販売を行っていましたが、2014年12月からは富士フィルムファーマ社が行い、2019年からは富士フイルム富山化学株式会社に販売移管されています。
サノレックスの飲み方・服用方法
サノレックスは、0.5mg錠を食前30分前に1錠を服用してください。1日1錠で効果が現れている場合は、そのまま継続して1日1錠を継続して服用してください。1日1錠で効果が現れない方は、1日3錠(1.5mg)までの服用が可能です。その場合は一度に2錠服用しても、朝・昼・晩で1錠ずつ服用しても問題ありません。
サノレックスは、連続服用期間が定められており、継続して服用する場合には3か月までしか服用することはできません。もし3か月を超えて服用する場合には、休薬期間を設ける必要があります。
サノレックスの作用
サノレックスには食欲抑制作用、消化管吸収抑制作用、代謝亢進作用があります。
食欲抑制作用
摂食調節虫垂に働き、摂食抑制をします。
消化管吸収抑制作用
消化吸収および消費エネルギーの促進を行います。
代謝亢進作用
代謝変動を改善することで肥満症を改善する働きがあります。
以上の作用により、サノレックスを服用すると体重減少が起こります。
サノレックスの副作用
副作用として、口の渇き、吐き気、便秘、不眠、頭痛、動悸などが現れる場合があります。症状が重い場合は、早めに医師に相談してください。
その他には、依存性がある薬剤のため、長期で多めの量を服用していると、服薬を止める際に強い不安感や不眠、けいれん、幻覚など思わぬ症状が現れることがあります。
サノレックスの禁忌
- サノレックス(マジンドール)に対し過敏症(アレルギー)の既往歴のある方
- 緑内障の患者(眼圧上昇のおそれがあるため)
- 重症の心障害のある患者(症状が悪化する恐れがある)
- 重症の膵障害のある患者(インスリン分泌抑制作用を有する)
- 重症の肝、腎障害のある患者(代謝、排泄が遅延する恐れがある)
- 重症高血圧の患者(カテコラミンの昇圧作用を増強する)
- 脳血管障害のある方(症状が悪化するおそれがある)
- 不安・抑うつ・以上興奮状態の患者及び統合失調症の精神障害のある患者(症状が悪化する恐れがある)
- 薬物・アルコール乱用歴がある患者(このような患者では一般に依存、乱用が起こりやすいと考えられる)
- MAO阻害薬投与中または投与中止後2週間以内の患者
- 妊婦、又は妊娠している可能性のある婦人
- 小児
ゼニカル・オルリファスト
ゼニカル(Xenical)やゼニカルジェネリックであるオルリファスト(Orlifast)は、主成分をオルリスタットとする肥満治療薬です。食事で摂取した約30%の脂肪を吸収せずに体外へ排出します。排出する際に、オルリスタット自体も一緒に体外に排出されるため、体内への残留や蓄積はありません。
ゼニカル・オルリファストとは
ゼニカルは、スイスの製薬会社であるロッシュ社が開発、1999年にFDA(アメリカ食品医薬品局)が承認し、肥満治療薬として発売されました。
オルリファストは、ロイド・ラボラトリーズ社が開発・販売しているゼニカルのジェネリック医薬品で、どちらも有効成分は同じオルリスタットで、作用・副作用・効果・安全性は同等です。
ゼニカル・オルリファストの服用方法
1日3回食前か食後に服用します。摂取した食事の脂肪の30%をカットしてくれるため、脂肪の多い食事に特に有効ですが、食事をしない場合に服用しても効果はありません。腸管からの油分の吸収を抑える薬のため、脂溶性ビタミンの吸収も抑制してしまい、長期間服用する場合は、ビタミン剤なども摂取をするようにしましょう。
ゼニカル・オルリファストの作用
有効成分であるオルリスタットは、消化酵素のリパーゼの働きを阻害し、腸管で脂肪の吸収を30%カットすることにより、体重の減少を促します。リパーゼは膵臓から分泌される消化酵素で、中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解します。また、サノレックスとは作用機序が違うため、併用が可能です。
ゼニカル・オルリファストの副作用
副作用として、急な便意や胃腸の膨満感、放屁の増加、油分や脂肪分を含んだ排便などの初期副作用があります。開始時期は注意が必要ですが、短期間で副作用は解消します。
糖尿病治療薬(SGLT-2阻害薬:ルセフィ)
ルセフィを服用することで排尿での糖分を増加させ、結果的に血液中の糖分量を減少させる効果があります。
ルセフィとは
ルセフィとは、ルセオグリフロジン水和物を主成分とする選択的SGLT-2阻害薬で2型糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)治療薬です。2014年に大正富山医薬品株式会社とノバルティスファーマから販売していましたが、2019年にノバルティスファーマによる販売は終了しており、大正富山医薬品株式会社からのみ販売されています。
ルセフィの服用方法
ルセフィは1日1回2.5mgを朝食前または朝食後に服用してください。効果が不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1日1回5mgに増量することができますが、必ず医師からの指示を受けて服用して下さい。
インスリン注射が適用となる1型糖尿病の方は服用できません。また、肝臓での糖の再吸収を抑制するために、肝臓が悪い方や、尿路感染、性器感染のある方、高齢の方は服用の際に注意が必要です。医師に処方してもらいましょう。
ルセフィの作用
ルセフィは、血糖値を下げる血糖降下薬です。肝臓の近位尿細管でブドウ糖の再吸収を抑えることにより、体内にあるブドウ糖を尿へ排出させることで、血糖値を低下させたり、体重減少効果があります。
ルセフィの副作用
ルセフィには利尿作用があるため、頻尿や多尿、場合によっては脱水症に繋がる可能性があります。脱水症予防のために適度な水分補給が大切です。
まれな副作用ですが、尿内に糖分が多くなるため、微生物が繁殖しやすくなり、性器感染症が現れることがあります。発熱・排尿痛・性器周辺の痛みなどが現れた場合は、服用を中止し、医師に相談してください。
また、他の血糖降下薬と併用する場合は、低血糖にも十分注意してください。
ルセフィの禁忌
- 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者
- 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者
- 本剤の成分に対し過敏症既往歴のある患者
パースピレックス(制汗剤・体臭剤 汗、臭いなど)
パースピレックスとは
パースピレックスは、デンマークのRiemann A/S有効成分を塩化アルミニウムとする医療用制汗剤です。医薬品のため、医師の処方が必要な薬です。
適応症は多汗症や軽度のわきがです。
パースピレックスには脇用の「ロールオンタイプ」と手足用の「ローションタイプ」があります。ロールオンタイプは基本は脇用ですが、全身への使用が可能です。ローションタイプは手足用なため、脇に塗布することができません。
無臭で衣類への色移りもないため、使いやすい制汗剤です。
パースピレックスの使用方法
パースピレックスは、汗腺の活動が鈍くなる夜の就寝前に、汗を抑えたい部分が乾燥した状態で1回塗布し、翌朝に濡れたタオルなどで拭いたり、洗い流してください。塗り直しや多量の塗布は必要ありません。一度の使用で汗の65%を抑制するこができ、72時間以上効果が持続します。効果が表れるまでは、1週間程度は毎晩使用し、安定してきたら2~3日に1回の使用にしてください。
パースピレックスの作用
パースピレックスを使用すると、主成分である塩化アルミニウムが汗腺内の水と反応することにより、腺内深部に角栓を形成し汗腺に蓋をすることにより、汗の発生を一時的に中断させます。角栓を形成された汗腺は、汗の生成や分泌を行うことができなくなり、効果が持続する限り、発汗を抑えます。
パースピレックスの副作用
塗布部にかゆみが現れる場合がありますが、洗い流したあと、使用を控えることで治まります。医薬品の制汗剤として他の薬剤よりも刺激が少なく、持続時間が長いため人気があります。
その他の薬剤
ファモチジン(消化性潰瘍治療薬)
先発薬ガスターは国内で知名度が高く、抗ヒスタミン薬を開発している途中で偶然見つかった薬です。効果は非常に高く、アメリカにおける潰瘍手術は従来の5分の1に減少したほどといわれています。
国内では2002年以降、国内後発医薬品「ファモチジン」が流通しており広く使われるようになりました。
ファモチジンは消化器官の潰瘍治療や胃痛・胸やけ・もたれ・むかつきなどを抑える薬です。
年齢や症状により適宜増減はありますが、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の場合は1回1錠を1日2回、もしくは1回2錠を1日1回服用します。
急性胃炎の場合は1回1錠を1日1回服用します。
頻度は少ないですが、副作用として低血圧、下痢、めまい、頭痛、発赤などがみられる場合があります。
また、腎機能障害、肝機能障害、薬物過敏症、高齢者、心疾患のある方は注意が必要なため医師にご相談ください。
ロキソニン (ロキソプロフェンナトリウム 抗炎症・消炎・鎮痛剤)
ロキソニンは主成分のロキソプロフェンの作用により、炎症に伴う腫れや痛みをやわらげ、解熱効果のある消炎鎮痛剤です。発熱や、頭痛や筋肉の疼痛に効果があります。非ステロイド性抗炎症薬に分類され、体内の痛み、炎症、発熱などを引き起こすプロスタグランジンの産生を抑制する作用があります。
消炎・鎮痛の場合は1回1錠を1日3回、解熱・鎮痛の場合は原則1回1錠を1日2回まで、最大1日3錠まで服用します。食後に服用してください。
もしED治療薬の副作用の頭痛が気になった場合、ロキソニンを服用することで症状を緩和することができます。
精力剤・ドクターズサプリ
金沢ユニットクリニックでは、オリジナルのサプリメントを処方しています。
各種治療薬との併用で効果の増強が見込めるほか、服用を継続していただくことで、特に治療薬の性質上どうしても対処療法になりがちなEDや早漏の根本的治療効果が期待できます。
男性機能の向上や、毛髪の育成以外の面からも、日常的に一定量を摂取すべき有用な成分があり、健康維持や免疫力の向上などに繋がります。
亜鉛 100粒 100日分
品名 | 単位 | 数量 | 販売値 | |
---|---|---|---|---|
サプリメント | 亜鉛 | 100粒 | 100日分 | ¥2,900 |
亜鉛は皮膚、髪、爪の生成に加え、味覚、臭覚にも影響を与えます。そのため、足りなくなると脱毛や、毛髪が細くなってしまい、AGAを引き起こしたり、味覚異常、皮膚炎などの原因になると言われています。
また、男性の前立腺や精液に多く含有され、亜鉛の摂取が精子の生成を左右するなど、EDにも影響を与えます。日本の研究によると、亜鉛欠乏によるEDに対し、おおよそ30mgの亜鉛を6ヶ月間投与することでEDの改善が見られたとの報告もあります。
亜鉛とビタミンBは、男性ホルモンのひとつ、テストステロンの増加作用が報告され、男性更年期障害(LOH症候群)の予防にも有効です。
AGA、ED、男性更年期障害の治療をされる際には亜鉛の摂取をお勧めいたします。
マカ 90粒 30日分
品名 | 単位 | 数量 | 販売値 | |
---|---|---|---|---|
サプリメント | マカ | 90粒 | 30日分 | ¥2,700 |
マカは「天然のバイアグラ」と呼ばれるように、ED治療に対して高い効果が期待できます。 マカに含まれるタンパク質・アルギニン・リジン・グリシンなど数々の必須栄養素が精力増強・滋養強壮・疲労回復といった効果を発揮してくれます。特にED治療薬との併用はお勧めしたい組み合わせの1つであり、マカを摂取することで性欲や精力を高めつつ、性行為に望めます。
DHEA 25mg 90錠 90日分
品名 | 単位 | 数量 | 販売値 | |
---|---|---|---|---|
サプリメント | DHEA | 90粒 | 90日分 | 初診¥4,990 再診¥5,990 |
DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)は、男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストロゲンといった性ホルモンの素になる成分です。テストステロンは精子や筋肉などの形成に重要な役割を果たしてくれますが、成人後にピークを迎えてから減少し、40代ではピーク時の半分にまで下がります。
DHEAの摂取は、テストステロンの減少を抑えると共に、性欲・精力の増進など男性らしさを取り戻すのに役立ちます。ホルモンバランスを整えることから、不妊治療にも効果が期待できます。
一般の方は、DHEAを日本国内だけではなく、個人輸入などで海外から入手することもできません。ご希望の際はお申し付けください。
リジン 30粒 30日分
品名 | 単位 | 数量 | 販売値 | |
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サプリメント | リジン | 30粒 | 30日分 | 初診¥1,750 再診¥3,500 |
リジンとは、必須アミノ酸の1つで、体内で生産することができません。免疫力の維持など重要な役割がありますが、特にAGA(男性型脱毛症)改善の効果が期待できます。
リジンは毛髪の成分と密接な関りがあるため、単独でもAGAの改善が期待できますが、他のAGA治療薬の効果を高める効果もあり、AGA治療薬のフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルのいずれとも組み合わせることができます。 特にミノキシジルとの相性は抜群で、併用することで太く強い毛髪が生えてきます。本格的なAGA治療をお望みでしたら、リジンと各薬剤を併用するといいでしょう。
ビタミンB 60粒 60日分
品名 | 単位 | 数量 | 販売値 | |
---|---|---|---|---|
サプリメント | ビタミンB | 60粒 | 60日分 | ¥2,900 |
ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を総称したものです。
性欲増進、男性更年期の改善、早漏や遅漏の改善、疲労回復、アルコールの分解を助けるなど、様々な働きがある成分です。特に亜鉛とビタミンBは、男性ホルモンの増加作用が報告されています。
水溶性のため尿として排出されやすく、食事だけでは効率のよい摂取が難しいという一面があります。サプリメントでしっかりとサポートすることが望ましいといえます。