メガリスとは、インドのマクローズ社が製造販売しているシアリスのジェネリック医薬品です。シアリスと同様に10mg錠、20mg錠を製造販売しています。ジェネリック医薬品の特徴としては、先発薬(この場合はシアリス)と同等の効果があり、なおかつ開発コストが大幅に抑えられているため安価に購入できるという点があります。しかし、メガリスは偽物が多いため通販サイト等で購入しないようにしましょう。簡単な判別ポイントとしては、20mg錠以上の規格、用量で売られているものはすべて偽物です。
メガリスの効果・効能
シアリスと同じ
EDの改善には血流をよくすることが重要です。なぜなら陰茎内部には海綿体というスポンジのような組織があり、そこに血流が流れ滞留することで起こるからです。陰茎内部の血流が悪くなると勃たなくなりEDになってしまいます。
ED治療薬は、PDE-5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬にあたり、PDE-5という酵素の働きを抑えます。この酵素は、陰茎内部において勃起に必要なcGMP(環状グアノシン一リン酸)と呼ばれる血管を拡張させる物質を破壊するため、勃起できない原因となっています。そこでメガリスを服用すると、PDE-5を阻害するため、cGMPの量を充分に保つ事ができ血流を改善し、勃起をサポートします。
メガリスは、シアリス同様に即効性がないという大きな欠点があり服用後1~2時間でやっと効果が現れます。効き目がマイルドですが、驚異的な効果作用時間が特徴で30~36時間もあり週末に愛用する方も多いです。
ED治療薬は誤ったイメージを持たれやすいのですが、媚薬などの催淫薬の部類には当てはまらず、飲めばみだらな感情が湧き、勝手に勃起するわけではありません。勃起するためには必ず性的興奮が必要です。また、女性用バイアグラなどではない限り女性に飲ませないでください。
メガリスの飲み方・服用方法
食後であっても服用できます
メガリスは1日1回、10mg錠または20mg錠のどちらか1錠を水で服用します。最大限の効果を得たい場合には空腹時に服用しましょう。メガリスはシアリス同様、食事の影響を受けにくいED治療薬なので、脂っこくない軽い食事(700kcal未満)でしたら、デートなどで食後にしか服用できないとしても大丈夫です。アルコールもビール中瓶1本程度なら問題ありません。
メガリスの副作用
副作用が現れる方は30%
副作用が一部の方に見られます。アルコール摂取時の症状に似ており、一時的なもので、薬効が弱くなるにつれ自然消失します。主な副作用としては、頭痛、潮紅(皮膚が赤らむこと)、ほてりなどがあります。
初めて服用される方にとっては、副作用と聞くと怖気づいてしまうかもしれませんが、シアリスを服用した70%の方には副作用は現れなかったとの報告がありますので、メガリスの副作用の頻度も同様であると考えられます。また、症状が現れてもほとんどが軽微ですので、程度としてはお酒を飲んだ時に近いと言えます。「偽造品ではないのか?本当に効くのか?」などと疑ってしまうと効くはずのものも効きにくくなってしまいますので、ポジティブな気持ちで服用するようにしましょう。
メガリスの禁忌・服用できない方・併用禁忌薬
以下の方は服用できません
低血圧、肝障害、不安定狭心症、不整脈網膜色素変異症の方は服用できません。3ヶ月以内に心筋梗塞を起こしたことのある方や最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を起こしたことのある方も服用できません。また、心臓病などで性行為自体を禁止されている方も服用できません。併用禁忌薬は、慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療に使用されるアデムパス錠、狭心症の治療で使用される硝酸剤やニトログリセリンです。今回こちらで挙げたもの以外にも併用禁忌薬は存在しますので、自己判断で服用になるのはおやめください。お薬手帳等を持参し、医師の診察を受けましょう。