インドで数多くのED治療薬のジェネリック医薬品を手掛ける製薬会社のスマート・メディサイエンス社(Smart Mediscience Ltd.)によって、バイスマは製造販売されています。スマート・メディサイエンス社の手掛けるジェネリック医薬品は、代表的なものでレビトラの有効成分バルデナフィル(Vardenafil)を含んだレビスマ(Levisma)や、シアリスの有効成分タダラフィル(Tadalafil)を含んだシアスマ(Ciasma)などがあり、他にも早漏治療薬プリリジーのジェネリック医薬品やED治療薬と早漏治療薬の合剤などもあります。スマート・メディサイエンス社の特徴として、パッケージの商品名の表記を各国の言語で表記している点が挙げられます。これはスマート・メディサイエンス社が世界各国に薬剤を輸出しているところから、親しみやすさを持ってもらうための工夫だと感じます。そのため日本国内に向けたバイスマのパッケージ表記はカタカナになっています。
ジェネリックは先発品と同じ有効成分・効果で低価格
上記の通り、バイスマは「シルデナフィル」を有効成分とするバイアグラのジェネリック医薬品のため、その効果や効能はバイアグラと同等に得られます。基本的にジェネリック医薬品と認められるためには、「先発医薬品と同じ有効成分で同じ効果が得られなければならない」と言う様な基準が満たされなければならないため、どのジェネリック医薬品においても先発医薬品と同等の効果が得られるわけです。先発医薬品とジェネリック医薬品(後発医薬品)との違いで大きいのは、開発にかけられた費用や時間です。先発医薬品の特許期間満了によってはじめてジェネリック医薬品が登場できるわけですが、その際先発医薬品には研究開発費や広告費用などが莫大にかかるため、発売当初の価格は大きく、ジェネリック医薬品に関してはその研究開発費や宣伝広告費がかからないため、先発医薬品と同等の効果を得られながら安価に手に入れることができるのです。
世界でジェネリックが推奨
海外においては、日本と特許に関する法律や考え方が異なるため、数多くのジェネリック医薬品が存在しているという現状です。また、少子高齢化に伴い医療費が増加していく中で、ジェネリック医薬品を使うことが費用負担の減少につながるという利点から、日本でも厚労省はジェネリック医薬品の使用促進を働きかけています。
バイスマの用量
シルデナフィル100mg錠が世界の主流
バイスマには、シルデナフィル含有量により50mg錠と100mg錠の2つがあります。日本国内のバイアグラやバイアグラのジェネリックには最大量として50mg錠までしかありませんが、日本以外の海外やバイアグラが開発されたアメリカなどでは、ED治療にバイアグラ100mg錠を使うことが一般的です。50mg錠はアジア人の体形に合わせた用量だと言われることもありますが、海外でも日本人と同じ体格の方もいれば、より小さい方もいることから、海外の人は大きいからというのは100mg錠を使う大きな理由とはなりません。EDの症状に合った、適切な用量を選択するのが正しい治療方法です。
バイスマの効果・作用の仕組み
バイアグラジェネリックのED治療効果は高い
バイスマはバイアグラジェネリックであることから、その効果はバイアグラと同じであると、上記でもお話ししました。服用から30分後くらいで効果が現れ、3~6時間後まで持続します。効果時間中に性的刺激があれば勃起しますが、何もなければ勃起は起こりません。シルデナフィルの作用によって得られるED治療効果は高く、硬く持続性のある勃起が引き起こされます。
作用の仕組み
勃起には、勃起を促す物質「cGMP(環状グアノシン一リン酸)」と勃起を収める酵素「PDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)」が関わっています。cGMPが分泌されると、血管の平滑筋が弛緩し血流が良くなることで陰茎に多くの血液が流れます。そして、多量の血液が陰茎海綿体を膨張させて勃起が維持されます。また、射精や性的興奮が終わった後、勃起を収める役割を果たすPDE-5(ホスホジエステラーゼ5型)という酵素の働きにより、陰茎が通常時に戻ります。EDの症状がある場合、cGMPよりもPDE-5が過剰になっているため勃起の維持が困難となります。この酵素PDE-5の働きを阻害することでcGMPの働きを促し、しっかりとした勃起を可能とするのがED治療薬です。シルデナフィル等、ED治療薬の有効成分は全てPDE-5阻害薬に分類され、作用の仕組みは同じです。
バイスマの副作用
ジェネリック医薬品と先発医薬品は有効成分が同じことから、効果だけではなく、副作用も同様な症状が現れます。バイスマの主な副作用として、頭痛やめまい、鼻づまり、ほてり、目の充血などが挙げられますが、どれも重篤なものではなく薬効が消失することで副作用も自然と治まります。
バイスマの飲み方・服用方法
服用の際は水で空腹時の服用が基本となります。服用後30分~1時間程度で効果が発現し、3~6時間効果が持続します。ED治療薬はどれも食事の影響を受けるので、油物やアルコールは避け、もし食事を挟まなければならないとしても腹八分目に抑えたり、食前食後は2時間くらい空けてください。
バイスマを服用できない方
禁忌、併用禁忌薬もバイアグラと同様です。ニトログリセリンや亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなどの降圧剤、遮断薬を使用されている方、肺高血圧薬や抗不整脈薬を使用している方は服用できません。他にも重篤な肝障害や6ヶ月以内の脳梗塞や心筋梗塞などの疾患の既往歴がある方、血圧に異常のある方で管理されていない方は服用できません。ED治療薬の処方は必ず医師の診断を受けてください。
ED治療薬の購入
上記でも触れましたが、ED治療薬を購入される方でインターネットによる通信販売や個人輸入代行業者を利用する方がいるかと思いますが、基本的にこうした薬剤の入手方法は便利な反面注意が必要です。通販や個人輸入代行で購入した中に偽造品が含まれていたという報告が上がっています。薬剤を購入される際はしっかりと専門の医療機関や専門のクリニックで医師の診察が行われた後の処方によって手にされることが一番安全です。
また現在、新型コロナウイルス感染拡大に伴いオンライン診療も行なっておりますので、お気軽にご相談ください。
詳しくは公式HPをご覧下さい。