精の付く食べ物
「ウナギを食べると精が付く」なんて言葉を耳にしたことがあると思います。土用の丑の日にウナギを食べると夏バテにならないと言います。江戸時代の文化人「平賀源内」がウナギ屋の店主に夏の暑い時期にウナギの売り上げが落ち込んでしまうので、何か良い宣伝文句(今で言うキャッチコピー)を考えてくれないかというのが始まりだそうです。当時の栄養事情を考えるとエネルギー不足による慢性疲労な状態であったと考えられるので、スタミナ食として重宝されていた様です。しかし、現代の日本の食料事情を考えるとカロリー過多になり過ぎて、逆に胃腸に負担をかけてしまう可能性が考えられます。
ウナギは性が付く
では、ウナギは夏に食べるものではない。というわけではありません。ウナギには亜鉛が非常に多く含まれておりその量は牡蠣に次いで2番目です。この亜鉛は精子の原料となり亜鉛不足はEDの一因と考えられています。またウナギにはビタミンAも多く含まれています。このビタミンAには生殖機能を活性化させる効果があり精子の生成を促進させます。そのため、亜鉛ビタミンAを多く含むウナギを食べることで性が付くと考えられます。
牡蠣は海のミルク
牡蠣は海のミルクと称されることをご存知でしょうか。牡蠣には様々な栄養素が含まれていて時期になると牡蠣小屋として海辺で網焼きにして食べる姿がテレビなどで度々紹介されます。この牡蠣ですが、食材に含まれる亜鉛の量は屈指の量だとされています。また牡蠣にはビタミンB12・タウリン・アミノ酸などが多く含まれており疲労回復や精力増強に繋がります。
山芋で精力が付き過ぎて男女関係が乱れる
スリおろして温かいご飯にかけて食べる山芋ですが、江戸時代には山芋で精力が付き過ぎて男女関係が乱れると言われていたそうです。かなり直接的な表現ですが、精力増強に必要な栄養素が含まれているのは事実です。スリおろした際にネバネバする要因であるムチンは疲労回復や新陳代謝を助け、アルギニンはセックスするのに必要なアミノ酸で性的快感を得るのに必要です。また山芋にはジオスゲニンという成分が含まれており、これは体内で男性ホルモンとなり若返り効果があります。このジオスゲニンは食物の中では山芋のみに含まれる成分で非常に希少な栄養素です。
朝鮮人参よりも
漢方薬で有名な朝鮮人参ですが、ナマコの栄養価値はそれを凌駕するほどです。こちらも例に漏れず精力増進に必要な亜鉛にビタミンB1など多くの栄養素やミネラルがバランスよく含まれています。また腎機能の回復効果や体液の浄化効果などがあります。見た目はかなりグロテスクですが、その分高い栄養素を持ち合わせています。
アンデスの人参
EDに効く食べ物と言えばマカを連想される方も多くいらっしゃいます。このマカとはペルー共和国を原産国とするアブラナ科の多年生の植物です。根を薬用のハーブとして用いられます。現地ではマカそのものを国外に持ち出すことを禁止しており、アンデスの人参と呼び滋養食として親しまれています。乾燥マカの根には大量の必須アミノ酸の他、鉄分やカルシウム、亜鉛などを多くを含みます。
日本の研究チームの実験ではマウスにマカの抽出物を与えたところ抗肥満作用を確認したほか、更年期障害に対する治療効果があると発表がありました。
亜鉛はセックスミネラル
亜鉛はセックスミネラルとして欧米では親しまれています。亜鉛不足は精子の減少や髪の毛を痩せさせます。また新陳代謝をするために必要な栄養素のため、免疫力の低下につながり風邪などを引きやすくなります。最近話題の妊活にも必要な栄養素ですので積極的に摂り入れることで昼も夜も強い男に近づきます。
妊娠中の女性は亜鉛不足に陥りやすい傾向にあります。胎内で胎児を育てる際に細胞分裂を繰り返すので亜鉛を大量に消費します。そのため、母体から亜鉛を吸収するため亜鉛不足に陥りやすくなります。不足すると胎児の発育不全や早産、低体重児などの可能性のほか、脱毛や肌荒れ味覚障害などの影響が出ます。
人間には好き嫌いが
人間誰しも好き嫌いがあると思います。今回紹介はしませんでしたが、豚レバーも亜鉛や鉄分、ビタミンなど多く含みますので非常にお奨めではありますが、好き嫌いが大きく分かれる食材です。ナマコも見た目は非常にグロテスクです。牡蠣もウナギも高価で毎日の食事に取り入れるのは難しいのが現実です。マカは原産国のペルー政府の法律でマカの現物をペルー国外に持ち出すことが禁止されているため、マカの抽出物以外は日本では口にすることは出来ません。こういった問題を解決するためにサプリメントがあります。特に金沢ユニットクリニック、ユナイテッドクリニック各院では医療用に造られた高含有のサプリメントなので非常にお奨めなので、好き嫌いなどで食卓に上がらない場合や栄養バランスが気になる方は当院の医療用サプリメントをお試しください。