メガリス(megalis)とは「タダラフィル」を有効成分とするシアリスのジェネリック医薬品です。メガリスはマクレオーズファーマという製薬会社から製造・販売されています。
シアリスは日本で2007年に3番目に発売されたED治療薬になり、日本では2020年に国内初のジェネリックとなる、タダラフィル錠10mgCI「サワイ」とタダラフィル錠20mgCI「サワイ」が沢井製薬から発売されました。海外ではメガリスの他にもタダリスやタダシプ、タダリフトなどが製造されています。メガリスの有効成分はシアリス同様タダラフィルなので効果もシアリス同様20mgで30時間~36時間持続します。今回はシアリスのジェネリック医薬品のメガリスについて、効果や副作用、使用方法などをお話ししたいと思います。
メガリスとは
ED治療薬メガリスはシアリスと同じタダラフィルを主成分としていますので効果や副作用はシアリスと全く同様です。メガリスは他のED治療薬のバイアグラやレビトラと同様PDE5阻害薬に分類される薬剤です。メガリスなどのタダラフィル製剤の長所はマイルドな作用と最大36時間という長時間作用効果、ED治療薬の中で副作用が一番少ない、食事アルコールの影響を最も受けないということがあげられます。即効性がないことが欠点ですが、デートの際や旅行の際には有用で若い人向けのED薬と言えるでしょう。
「メガリス」には性的な興奮を引き起こす作用や性欲増進作用はなく、あくまで性的な刺激を受けて勃起を補助する効果をもつ薬剤です。つまり服用しただけでは勃起しませんのでご注意ください。また作用時間ずっと勃起するわけではありませんのでご安心ください。先発医薬品のシアリスと同じくPDE5(ホスホジエステーゼ5)阻害薬に分類され、服用効果も同等です。勃起力を抑制してしまう物質PDE5を阻害し、血管を拡張させる働きをするcGMP(サイクリックGMP)の量を増加させます。血管を拡張させることにより陰茎内にある海綿体の血液量を増加させ、静脈を圧迫することで勃起を促します。cGMPはPDE5によって分解されやすい性質を持つのですがタダラフィルの効果によりPDE5の働きが阻害され、分解を防いでくれます。
ジェネリック医薬品とは
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品である新薬の有効成分をもとに製造された医薬品です。新薬の有効成分、用量、用法、製法を用いて製造するため、新薬と同様の品質と効果を持つ医薬品です。厚生労働省に認可されないと製造・販売することは禁止されています。新薬とも呼ばれる先発医薬品は、その有効成分を開発するために製造メーカーは多額の費用と長い年月をかけています。その額は約250億~800億円、年月は10年~15年でありその費用を回収するためにも先発医薬品の価格は高く設定されています。先発医薬品は製造されるまでに、有効成分を試験的にテストしたり、人に副作用が発現するかどうかなどの細かいチェックをします。そして有効成分を開発すると、特許を取得し他の製薬会社に同じ有効成分の薬品を製造されないようにします。この特許はおよそ20年間有効ですが、これを経過すると特許は切れます。
ジェネリック医薬品と呼ばれる後発品は、こうした先発医薬品の特許が切れた成分と同様の薬剤を作るため、有効成分を開発するためのコストがかかりません。このため、先発医薬品より安く提供でき、手に入れることができます。こうしたジェネリック薬品は副作用の有無についても公式に試験がなされており、先発の医薬品に含まれる有効成分と同じ成分が含まれていることが前提となっていますので、安心してご利用できます。
メガリスの副作用と服用できない方
ED薬の中で最も副作用が少ないシアリスと同じくタダラフィルを有効成分とするメガリスですが副作用がまったくないわけではありません。血流改善効果があるため、頭痛や動悸、吐き気、鼻づまりや腹痛などの副作用が報告されています。しかしバイアグラに比べ15%以上少なく副作用が強く出る方はほとんどいません。また、頭痛や鼻づまりが気になる方は頭痛薬や鼻炎薬を併用しても問題ありません。これらは血管を広げる効果により起こるものなので、時間とともに軽くなり自然に治りますので、薬が効き始めた証拠だと思っていただいて大丈夫です。
メガリスには他のED薬と同様併用することのできない薬剤がありますので気を付けましょう。狭心症や心不全の治療に使う硝酸剤、いわゆるニトログリセリンと呼ばれる薬との併用は急激な血圧低下が起き、命に関わる可能性がある為非常に危険です。他にも亜硝酸アミルや硝酸イソソビルドなどの併用も危険です。また最近脳卒中、心筋梗塞を発症した方も服用できません。独断での服用は避け必ず医師の指導のもとメガリスを服用しましょう。
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